一滴の海水と海

霊とコミュニケーションを取っていると、海の例えが伝わってくることがあります。

それは「一滴の海水が集まって海になっている」とか「一滴の海水を見るより海を見なさい」というものです。

一見、矛盾しているようなメッセージが、その時に応じて伝わってきますが、それが心にとても響きます。

小さいものを大事にしなさい、細かいことより大きく捉えなさいということですが、「なんだ、前と言っていることが違うじゃないか」「どっちなんだ」などと、余計なことを考えていると、その瞬間に必要なものを受け取ることはできません。

あるマスターと一か月の間に二回お話しする機会をいただいたことがありますが、そのとき一回目と二回目で真逆のことを言われたことがあります。

逆のことを言われたにもかかわらず、心にグーっと入ってくるものがありました。

本当に不思議ですが、確かにそうだったのです。

今の人生に満足しているなら今まで通り生きれば、そのまま満足した人生が続きます。

もし、何かが足りない、満足できないと感じているなら、頭にある今までの生き方を手放し、別の生き方を選ぶ必要があります。

霊やマスターが伝えてくださっている生き方を聴く機会があるなら、まずは一切疑わず、愚直なまでにそのまま実践してみることをすすめます。

そして得た実感を、素直に受け入れることです。

毎日毎日起きる当たり前のようなこと、地道にコツコツやるようなことはとても重要です。

小さくまとまらず、大きくとらえることも重要です。

一貫性などという概念にとらわれず、そのときそのときの変化に対応していくことが大切なのではないでしょうか。